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香港屋 「青椒肉絲堅焼きそば」

なっきーです (^^)
枝豆ととうもろこし、食べたいと思ったものが目の前にあらわれるなんてすごいです。さすがです>BB

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今日はうちの近くにある「香港屋」さんです。池袋の隣にある要町っていう駅を地上に出た交差点できょろきょろすると見つかります。いまは副都心線と東横線がつながったから、横浜の中華街に住んでいる人も電車一本で食べに来れます。すごいっ。

香港屋さんのひとはみなさん中国人です。中国人のお客さんも結構見かけます。一見狭いお店に見えますが、奥には中華式の回転式テーブルがふたつ、それから宴会ができそうな6~8畳ぐらいの畳部屋があります。

このお店でのお気に入りメニューは「青椒肉絲(ちんじゃおろーす)堅焼きそば」です。その名のとおり、ぱりぱりの堅焼きそばに青椒肉絲のあんかけがかかっています。まばゆいほどの黄金色に輝く堅焼きそば。じゅわわー。

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堅焼きそばが見えないぐらいの大盛りの青椒肉絲が乗っているので、少し崩してから写しました。 

青椒肉絲というのはおそらく、お肉とピーマンと竹の子の細切りを炒め合わせたものだと思うのですが、この料理では玉ねぎともやしも使っています。...などと分析して、家で何度か再現しようとチャレンジしたものの、いまだに満足なものができません。 しかたがないので食べたいときは香港屋さんに行くことにしています。

ところでわたしはこのメニューをこのお店で始めて知りました。そしてなんと、他のお店で見かけたことがありません。ちょっと気の利いた人なら思いつきそうなものだけど、まさかオリジナルメニューということはないですよね?


あるとき仕事仲間と青山あたりの高級飯店に行きました。そこで、仕事関係でいつも面倒を見てくれているKさんがみんなに「今日はおごるよ」と言ってくれたので、早速メニューをチェックしたのです。ところがやはり、そのお店にも私の大好きな「青椒肉絲堅焼きそば」はありませんでした。そしてもうひとつ、そのときすごく食べたいものがあったのですが、それもメニューにありませんでした。

周囲のメンバーがマーボ豆腐とか中華焼きそばとか、無難なものを注文しているのを横目に、私はメニューを静かに閉じて店員に「堅焼きそばに青椒肉絲をかけたもの、それと豚バラのあんかけご飯を食べたいのですがつくってもらえますか」と (自分としては多少遠慮しつつ) お願いしてみました。周囲の人が、メニューにそんな料理は載っていない、ということに気が付いたのは注文の品が出てきてからでした。

...そして期待通り、一流店と思わせるようなものが出てきました。

堅焼きそばには黄色いからしが付きものですが、そのかわりに豆板醤が出てきました。唐辛子の香りがすごくよくて、さすがにいいお店は違うなと思いました。このときの経験から我が家では、あんかけ堅焼きそばや冷やし中華には豆板醤を付け合わせるようになりました。もしかして本来は豆板醤を使うのであって、からしはその代用品だったのかもしれません。

豚バラあんかけご飯は普通の白いあんかけではなく、オレンジ色っぽい赤みのかかったあんでした。卵の黄身か、プラス他に何か使っているのかなと思いましたがそれ以上はわかりません。海原雄山なら何かひとこと言ったかもしれませんが私には無理です。シェフの人ごめんなさい。

食後に店員がテーブルに来て 「いかがでしたでしょうか」と聞かれたので「大満足です。ありがとう。作ってくださった方にどうかよろしくお伝えください」と言いました。そして伝票を確認することはできませんでしたが、Kさんはたぶん私の二皿だけで三千円以上払ったと思います。いつも太っ腹なKさん、あの時は本当にごちそうさまでした。おかげさまで貴重な体験ができました。