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片手鍋でごはん (1)

なっきーだよ。 実をいうとうちには電気炊飯器がないんだ。 時間に余裕があるときや、ご飯が残ってもいいときはガスコンロ用の羽釜 (はがま) を使うの。 でもそうでないときは片手鍋でご飯を炊く。 2合ぐらいまでならこれで十分。 下の写真で使っている手鍋は狙って買ったわけじゃないんだけど、内側がフッ素樹脂加工してあって、ごはんがくっつかないのがうれしい。

内側がアルミの手鍋はどうしてもご飯がくっついちゃうので、そういうときはお湯を少しかけて集めて、しょうゆか塩を少し加えて軽く煮ておじや風にして食べるといいらしいよ。

手鍋で炊いたごはんは、どちらかというとあっさり目の仕上がりになる。 なっきーはもちもちふっくら系のご飯よりあっさりぱらぱら系が好きだから、すごくいい感じ。 一人暮らしでガスコンロがあるなら、手鍋炊飯をマスターしておくと、いつでも好きな時に炊き立てのご飯が食べられるよ。 高価な電気炊飯器より手鍋のほうが場所を取らないしね。マスターしておけば非常時にも役に立ちそう。

作り方は 「手鍋炊飯」とかでぐぐるといくつも出てくるけど、うちのやり方を書いておくね。

まずお米と水の配分は、お米1合 (180cc) に対して水200cc。最初はおっかなびっくりだけど、そんなに神経質にならなくても大丈夫。ザルにお米を量ったら水をためたボウルに入れて、手早くまんべんなくかき混ぜて水を捨てる。次に、水を張って7~8回研いで水を捨てるのを2回繰り返す。そうしたらよーく水を切って、分量の水を入れて最低20~30分浸す。

米を研ぐっていうのは洗うのと違って、表面の汚れやぬかを取り除くのが目的なの。いまの業務用精米機は昔と違って高性能だから、普通に買ってきたお米ならざっと研げば十分。 ただ、お米屋さんによって違うんだけど、炊きあがったご飯を食べたとき、ぬかの匂いが残ってやだなって感じたら、次からはもう少し丁寧に研ぐようにすればいい。水が透明になるまで研ぐっていう人もいるけど、そこまでする必要はなくて、自分の感覚で決めればいいの。

他にもいろいろウンチクがあって、蛇口からの水で直撃するとお米が割れてしまうので、ボウルに水を張ってザルに入れたお米を浸すほうがいいとか。同じ理由で金属製ではなくプラスチック製のザルで研ぐのがいいとか。市販の水を使うときは硬水より軟水 (ボルヴィックみたいな) のほうがおいしいとか。でも最初はあまり細かいことを気にしないほうがいいと思う。面倒くさくなっちゃうから。

浸水が終わったら、ムラがなくなるようにざっと混ぜてから、アルミホイルをかぶせて隙間をふさぐようにして、その上からフタをして強火にかける。三角の注ぎ口もふさぐのを忘れずに。

普通の片手鍋だと、だいたい3~4分で沸騰して、フタを開けてみると大きな泡がブクブクしてるはず。 そしたらしゃもじでかき混ぜて、なべ底についているのとか固まりになっているのを手早くほぐす。途中でフタを開けてかき混ぜるのはこの時だけ。あとは絶対にフタを開けないでね。

それからまたフタをして、すぐにもう一度ブクブク沸騰するから、火力を絞って最弱のとろ火か、それよりより少し強い弱火にする。 そのまま7~8分たったら火を止めて、そのあと10分置けばできあがり。 すぐにフタを開けてしゃもじで混ぜて、余分な水分を飛ばしてあげる。 火を止めたまま長時間置くのはだめだよ。

文章で書くと長いけど、慣れればとっても簡単。 洗い物がフタと手鍋だけっていうのも気楽でいい。 ただ一つの欠点は、毎回アルミホイルを消費すること。ちょっともったいない気もする。